42 .延命寺
坂東市岩井(旧岩井町)にある延命寺です。
もとは将門の館の北東に鬼門封じとして建てられていたものが、
のちに現在の場所に移されました。
詳しい説明はこちら↓
中に入るといきなり石橋があります。
堀のような池に囲まれた不思議な造りです。
ここには将門の守り本尊と伝えられる薬師如来像が祀られています。
これは仮堂で、本堂は将門戦没後の焼き討ちで焼損し
その後建てられたものです。
お寺なので鐘楼もあります。
江戸時代末期に建て直された本堂です。
石井の井戸 (いわいのいど)
旧地名の岩井町の元となりました。
平安時代に書かれた『将門記』には、将門の本拠となる石井営所として記述されています。
その主人公の将門と石井の井戸との関わりについては、「国王神社縁起演書」に詳しく記されています。
『将門が王城地を求めてこの地を見回っているうちに喉が渇いて水が欲しくなった。
その時、どこからか老翁が現われ、大きな石の傍らに立っていた。
翁はその大石を軽々と持ち上げて大地に投げつけると、そこから清らかな水が湧き出し、
将門と従兵たちは喉を潤すことができた。
将門は不思議に思い、翁を召して「あなたはどのようなおかたなのでしょうか」と尋ねると、
翁はかしこまって一首の歌を詠んだ。
久方の光の末の景うつる
岩井を守る翁なりけり
と唱じると姿を消してしまった。
将門はこの翁を祀るとともに、この大地に城郭を造ることに決めたのである。』とあります。
(出典:坂東市観光協会HP)
一言主神社はこの翁を祀っています。
周囲は田んぼに囲まれとてもきれいでした。
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